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本を作りました
B00O0H7SGSコンビニ店長のオシゴト: 〜個性的なお店の作り方〜
倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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「綾鷹」の販売工夫から

緑茶系ではかなり後発の部類に入る「綾鷹」。
あまり強く売れている印象はないのですが、確実にシェアは伸びているようです。

なぜ「綾鷹」が売れているのか? ヒットの秘密を探る(Business Media 誠)


 資料を見てみると、確かに売れている。発売してから5年が経っていて、2009年以降、39カ月連続で販売数量が2ケタ成長。また緑茶市場でのシェアも、32カ月連続で伸ばしているとか(インテージ調べ)。


記事を見ると、いろいろ工夫されているようですが、面白かった点をいくつか紹介してみましょう。

まず「にごり」を強調していたところから「急須でいれたような」という風に売り文句をかえたところ。


急須というのは人が使うモノなので、人の温もりのようなものを感じられるんですよ。急須で入れてもらったお茶を飲めば「ああ……自分は日本人だな」と実感できる瞬間でもあるわけです。


この発想の切り替えは大切ですね。こちらが主張したいことと、相手の受け取り方のギャップはきちんと把握しておく必要があります。

また、「男性層をどのようすれば獲得できるのか」については、男性がウンチク好きとした上で


 このように商品の開発秘話や歴史を紹介することで、「なるほど。そうしたこだわりがあるのか」「そーいうことであれば、一度飲んでみるか」といった人が増えてきましたね。


という方法も。まあ、男性がウンチク好きという話をどこまで一般化できるかはわかりませんが、そういう男性客がいることは確かですね。これは、売り場作り(特にPOP作り)に役立てるかもしれません。

が、しかし。このようなことも書いてあります。


 緑茶ユーザーは「自分はこの銘柄」と決めたら、それを愛飲されるケースが多い。特に30〜40代の男性はよほどのことがない限り、ブランドを変えることはしません。好きなモノがあれば、競合他社のCMを見ても、なかなかスイッチしません。


確かにそういう側面はあるかもしれません。また記事中にあるように男性の買い物はわりと手早い場合が多いので、POPでウンチクを並べても読んでもらえない可能性があります。なかなかジレンマですね。このジレンマを埋めることができれば、良い売り場、ということになるのでしょう。

コンビニではなく「綾鷹」の販促に限って考えれば、例えば男性が手持ちぶさたになるような環境に、綾鷹のウンチクをぶつければよい、というアイデアが出てきます。待合室、女性のお買い物のお伴、子供を待っているような環境、そういう場所に綾鷹のウンチクを並べた小冊子を置いておく、みたいなことが考えられますね。

上の仮説が正しければ、一定の効果がありそうです。

コンビニの場合、目的買いでさっさと買い物を済ませるつもりのお客さんに、足を止めてPOPを読んでもらう必要があるので、なかなか難しいですね。おそらくインパクトのあるビジュアル的な陳列が必要になってくると思います。
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Rashita * コンビニ・コンサルタント * 09:16 * comments(0) * trackbacks(3)
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B00O0H7SGSコンビニ店長のオシゴト: 〜個性的なお店の作り方〜
倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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韓国のファミリーマートの看板が、「CU」へ

ファミリーマートさんが海外出店に力を入れているのは知っていましたが、韓国でも相当の店舗数を持っていたことを、次の記事で知りました。で、その看板が「CU」に変わっていくということらしいです。

韓国からファミマ看板次々に消える 新ブランド「CU」になった理由は


韓国で約7500か店のコンビニエンスストアを展開するファミリーマート。その看板が2012年8月から、続々と「CU」に変わっている。

合弁で運営している会社も「普光ファミリーマート」から、「BGFリテール」に社名変更。日本の「ファミリーマート」の名を捨てて、韓国の新ブランド「CU」として世界市場に出て行くという。


記事中には「日本のコンビニエンスストアの模倣から脱却し21世紀の韓国型コンビニに能動的進化をする」と書かれていますが、一体「韓国型コンビニ」というのがどういうものなのかイメージしにくい感じはあります。まあ、文化が違えば消費の形態も変わるでしょうから、それに合わせたコンビニということなのでしょう。

気になったのは、ファミリーマートさんが看板を下ろした理由として紹介されている次の文章。


「公共施設などへの出店の際は、日本の『ファミリーマート』の看板では出店しづらいことがあります。『CU』であれば、そういった場所への出店も可能です。企業の成長を考えれば、その国々にあった方法で運営していくことがいいわけです」


なるほど。そういうことがあるんですね。いろいろ海外出店はいろいろややこしいですね。日本国内だけみていると気がつきにくいことですが。


看板の掛け替えは、ファミリーマートとBGFリテールとのライセンス契約が2012年7月末に切れたことによるものだが、両社は新たな包括的な提携契約を締結。それが「CU」ブランドの立ち上げと資本関係の強化だ。


ファミリーマートの看板を使っていなくても、資本関係は維持されるようなのですが、商品開発エトセトラはやはり変わってくるのでしょう。

世界に進出している企業だと、ユニクロはできるだけ「ユニクロ」のまま海外に打って出ている感じですが、そればかりが手法ではない、ということなのかもしれません。なかなか難しいですね。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 09:28 * comments(1) * trackbacks(1)
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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デザートの棚

以下の記事でコンビニの秋の新作デザートがいくつか紹介されています。

とりあげられているのは、ローソン、セブンイレブン、スリーエフ。あと画像でその他のチェーンのデザートの紹介も。

が、注目したいのは新商品の内容ではありません。


“手軽に本格派”コンビニ 甘い秋(読売新聞)



 コンビニで本格的な洋菓子を買える時代になった。洋菓子店に比べれば、割安で、いつでも買えるのが魅力だ。甘党のあなたのために、今秋の新作を中心にコンビニの絶品を紹介しよう。


「割安で、いつでも買えるのが魅力だ」

さて、デザートがいつでも買える体制になっているでしょうか。

お店によっては、時間帯でデザートの在庫にすごくばらつきがある場合があります。納品の直前に品数が薄くなるのは仕方がないですが、夕方〜夜にかけての在庫が薄いとちょっともったいないかもしれません。

もちろん、全時間帯でフルラインナップは難しいでしょうが、最低限の商品(シュークリーム、プリン、エクレア)とかイチオシの新商品は、多少の廃棄を覚悟で全ての時間帯で買えるような体制を付くっておいたほうがよいかもしれません。全部の曜日が無理なら、客数の多くなる曜日だけでもいいでしょう。

デザートはわりに「デザートを買いに行く」という来店動機になり得るので、たとえ表面的な売上げがシュークリーム一個でも、その背後に売上げがくっついている場合もあります。

女性客が少ない場合は、それほど注力する必要はないかもしれませんが、一度デザートの棚の動向を一日単位でチェックしてみるとよいかもしれません。
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Rashita * スタッフ力養成講座 * 09:26 * comments(0) * trackbacks(3)
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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ローソンが、さらにスーパー化へ

ちゃくちゃくとローソンの「スーパー化」が進んでいるようです。

ローソン全店で野菜・肉 スーパー化進むコンビニ(日本経済新聞)


ローソンは10月末までに全国の約9600店全店で野菜と精肉の取り扱いを始める。あらかじめ加工したカット野菜と長期保存ができる冷凍の豚肉や牛肉を販売する。


もともと全店舗の半分ぐらいでは野菜が販売されていたようですが、それを一気に全店レベルまで持ってくるようです。

片方でアニメ系の企画で盛り上がりながらも、きちんとコンビニの品揃えについて手を打っているのはさすがです。

野菜を取り扱って売上げ上がるのか、という疑問ももちろんあるわけですが、


 野菜強化型の店舗では現在、1日1店あたりの野菜の売上高は5000〜1万円程度にとどまっている。ただ、主婦や高齢者など従来はコンビニに来なかった層の取り込みにつながり、店舗全体の売上高は導入前よりも平均で約5%上昇しているという。


と、直接的な売上げ+αが期待できるようです。まあ、野菜だけ買いに来るというのはちょっと考えにくいですし、白物(牛乳、卵、豆腐)や、朝食のパンあたりが売れることは十分考えられます。

ローソンは農場を巻き込んでこの展開を行っているので、その他のチェーンは簡単には同じような展開は難しいかもしれません。これがどのぐらいの差別化になるのかは非常に興味深い所です。

こうした野菜を買い求めるお客さんが今後増えるならば、たとえばレシピ本の取り扱いに力を入れるとか、ローソンのアプリでそういうのを提供する、みたいなことも面白いかもしれませんね。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 09:17 * comments(0) * trackbacks(12)
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倉下忠憲 2014-09-28

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サークルKサンクスの「チキンナゲット」を食べてみた

サークルKサンクスさんのカウンターフーズで「チキンナゲット」が販売されていたので、気になって購入してみました。ホットフードでもチキンナゲットは割合珍しい感じです。ファミマさんにあるかな、ぐらいの印象です。

値段は5個入りで140円。お安いです。某ファストフードに比べると大幅にお安いです。



ソースが一つ付いてきます。



写真ではどう見えるかはわかりませんが、それほどサイズは大きくありません。まあ、値段が値段だから当然でしょう。

味的には、ごく普通です。若干ソースの味で食べているかな、という印象もあります。でも140円なら、まあこんなところでしょう。できたてなら、そこそこ美味しいのではないかと思います。

そういえば、以前食べたファミマさんのプレミアムチキンでも感じたんですが、揚げ物系にしてはそれほど油っぽくないんですよね。

コロッケとかはどうしても「油!」という感じになってしまい、それが好きな人にとっては美味しいけど・・・みたいな方向に流れがちです。もちろん、方針としてそういう方向に特化するのもありなんですが、女性(あるいは脂っこいものが苦手な男性)にとっては、ホットフードでもそれほど脂っこくない商品の選択肢が増えるのはなかなかありではないかなと思います。ということをチキンナゲットを食べながら考えました。

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Rashita * 新商品 * 13:44 * comments(0) * trackbacks(2)
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倉下忠憲 2014-09-28

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カウンターコーヒーの販促

最近、コンビニのカウンターコーヒーをよく買うようにしているんですが、店舗での販促が若干弱めな気がしています。

コーヒーマシン周りやレジカウンター周りのPOPは、どのお店も一通りセッティングされています。この辺は問題ありません。

ただ、単にラインナップを並べるよりは、「店長のオススメ」とか「これが売れています」とかそういうセレクトがあった方がより売上げに貢献できるでしょう。

コーヒーマシンの近くに(賞味期限の少し長めの)和洋菓子を置いておくのも、それなりには効果的ですが、あくまでそれなりです。

むしろ、デザート・和洋菓子売り場の方でコーヒーのアピールをしたほうが良いでしょう。「カウンターコーヒー発売中」ぐらいではまったく弱くて、どんなコーヒーがいくらで売っているかの情報を提示した方がよいかと思います。コーヒー注文するためのミニカードを作って、売り場に置いておくのも効果的かもしれません。

あとは、単純にソフトドリンクのHOTドリンクコーナーでの展開です。が、もともと売り場スペースが厳しい場所なので、大々的に展開するのは難しいでしょう。ただ、120円の缶コーヒーよりは単価が取れる可能性があるので、何かしらカウンターコーヒーへの導線を作っておくとよいかと思います。

案外、本棚にもPOPを付けておくのはありかもしれません。本棚で立ち読み→コーヒーでも買って帰るか、という流れは珍しくないと思うので、本棚の近くでアピールしておくと、売上げにつながる可能性があります。

まあ、うちは別にコーヒー売りたくないから、というお店の方は、気にしなくて結構です。
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Rashita * 販促・POP * 09:52 * comments(0) * trackbacks(4)
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倉下忠憲 2014-09-28

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「からあげクン はてな味」を食べてみた

ちまたで話題沸騰中の、かどうかは知りませんが、発売中の「からあげクン はてな味」を食べてみました。



なかなか目立つ色合いのパッケージですね。どうやら隠された味のヒントがあるようです。



「イタリア料理」。一体なんでしょうね。全部で10のヒントがあるようなので、それを集めていくと、きっと答えにたどり着けるのでしょう。

ちなみに、キャンペーンの特設サイトは以下。


http://www.lawson.co.jp/recommend/static/karaagekun/hatena/


実際に食べてみると、何味か分かるか?

なかなか難しい問題です。すでにネットで答えを見かけた後に食べてしまったので、私自身の感覚はちょっとあてになりません。まあ、言われればそうかな〜という感じの味でした。

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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 14:07 * comments(0) * trackbacks(1)
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倉下忠憲 2014-09-28

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ファミマさんのソーシャルメディア

ローソンに次いで(あるいは同じぐらい)、ソーシャルメディアを活用されているファミリーマートへのインタビュー記事です。企業活動におけるソーシャルメディアの活動に興味がある人には役立つ内容だと思います。

【ソーシャルメディア活用(17)ファミリーマート】「ネットニュース、店舗、SNSとつながっていくのはコンビニならでは」(AdverTimes)

それぞれのメディアの特徴の違いをうまく把握されている印象を受けました。

また、単にソーシャルメディアで盛り上がるだけでなく、店舗への来店動機をきっちりと考えられている点も重要かと思います。

興味深いのは以下の箇所。


みんなで一緒に楽しんでいただけたことが、結果としてネットでの話題のひろがりにもつながっているのだと思います。


以前、このブログでも書きましたが、単に物を売るだけではなく、「コンテンツ」を提供するという、コンテンツ思考が今後はより一層必要になってくるでしょう。この「コンテンツ」の捉え方はさまざまあって、どうすればコンテンツが生み出せるかの一様な解はありません。逆に言えば、個性を発揮する場でもあります。

ただ、一つ言えることは今後は「買うに値するだけの機能があります」というアピールだけでは物は売れないだろうな、ということです。

最後に一点だけ引用すると、



ソーシャルメディアは、単なる情報発信にとどまらず、お客さまとの絆作りの深耕とさらなるブランド力の向上のためのツールと位置付けています。


という考え方がソーシャルメディアの運用では必要でしょう。会社のホームページの延長線として捉えている所は、たいてい大きな効果を生み出せていません。その辺は要注意です。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 10:55 * comments(0) * trackbacks(11)
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ファミマの「プレミアムチキン」を食べてみた

以前紹介したファミリーマートの新しいチキン「プレミアムチキン」。早速食べてみました。



現在セール中ということで170円→160円で購入できます。



味としては、まあ、普通のチキンです。美味しいという点は間違いありませんが、「ファミマならでは感」があるかというとやや微妙な所。

ファミマに行ったら購入の検討はするかもしれないけれども、これを買いにわざわざファミマまでは足を運ばないかな、といった印象を受けました。差別化商品としては弱い感じですね。

ただ、カウンターフーズのチキンのバラエティーが豊富、という印象には一役買っていると思います。こういうのは、単品の力に加えて、総合的な印象も大切なので、その辺も見逃せないところではあります。

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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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コンビニの看板替えの動き

以前から当Blogでも指摘している問題ですが、日経新聞でも取り上げられていました。

高成長コンビニで起きた「くら替え騒動」(真相深層)(日本経済新聞)


 コンビニエンスストアの加盟店が本部から離反する動きが出ている。9月には四国で「サンクス」約120店を展開する地域運営会社が、セブン―イレブン・ジャパンへの契約切り替えを希望していることが表面化した。小売業屈指の成長力を持つコンビニで起こるくら替え騒動。背景には、生活がかかった加盟店の厳しい視線がある。


簡単に言うと、コンビニ本部の動きにも、大規模な投資が必要になって来ており、上位とそれ以下の格差が大きくなって、契約切り替え時に「このコンビニチェーンじゃだめだ」と思うオーナーが看板替えをする動きが出ている、というようなお話です。

コンビニ本部にとって、お客さんは「消費者」であり「オーナー」です。今のコンビニの運営スタイルでは、全ての店舗を直営店で運営することなど不可能なので、オーナーがチェーン離れすれば、確実に経営的な危機に陥ります。

で、今のところ、この看板替えの影響をもろに喰らっているのが、サークルKサンクスという感じです。

上の記事では四国のエリアフランチャイズがセブンに切り替える話が紹介されていますが、遡れば、CVSベイエリアの離脱(ローソンへの看板替え)から、この兆候はありました。たしか、その問題を紹介したときにも触れましたが、あの動きによって、「よし、私たちも」という動きが加速してきたかのように思います。

単に個人オーナーの話ならば、1店舗、多くても4,5店舗の話ですが、エリアフランチャイズであれば、十数から百店舗規模の看板替えになります。

これは規模の縮小につながりますし、それが売上げの縮小ひいては投資できる金額の縮小につながり、あとはマイナスのスパイラルがグルグル回ります。

それに輪を掛けて、こういう動きが出てくれば、個人オーナーも「このままではやばいのかもしれない」と考え、契約の継続を断念したり、あるいは新規オーナーが契約する時でも、「あそこはやめておこう」と思われる可能性が高まってしまいます。

現状は、そこまでひどい状況にまでは陥っていないと思いますが、シナリオの可能性としてはゼロではないでしょう。

個人的にサークルKサンクスはお弁当やおにぎりは「普通」だと思うのですが(その時点で一歩遅れているけれども)、デザートやパスタなんかは、わりと美味しいと思います。コーヒーメーカーの大々的な導入など、施策も頑張っておられます。でも、何かしら足りない、というのが正直な印象。

この何かを埋めることができなければ、徐々に上のシナリオをなぞることになってしまうのかもしれません。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 09:00 * comments(0) * trackbacks(9)
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倉下忠憲 2014-09-28

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