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本を作りました
B00O0H7SGSコンビニ店長のオシゴト: 〜個性的なお店の作り方〜
倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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小売店の経営センス

新店としてオープンしたコンビニを見ると、ほんとに経営センスがまったくない人がオーナーになっているな、ということを実感することがあります。

既存店の場合だと、だいたいそういう店は淘汰されるので、生き残っているのは「きっちりしている店」である割合が高いです。なので、遭遇率自体は低いのですが、たまに新しくできたお店にふらっといくと、おいおいと内心でツッコミ入れたくなってくるお店に出会うことがあります。

小売店の経営センスはいろいろあります。基本的なラインから、プラスαの売り上げを作っていけるものまで多様です。その辺は人それぞれです、

しかし、一応オーナーとして店を始めるのだから基本的なラインぐらいは押さえているのかと思いきや、まったくその限りではない方もおられるようです。

その傾向の現れ方はさまざまなのですが、一番大きいのが長期的な視野がまったく欠落していること。言い換えれば目先の数字や利益しか見えていないことです。

シンプルに考えれば、利益を出すためには売り上げを上げて、経費を落とすことです。コンビニ(の経営者)において廃棄なんてものは忌み嫌うべき存在ですし、その他の商品の在庫も利益を圧迫してしまいます。だから、数字を見る視点で見れば、それらを最小限に抑えた方がよい、という視点は確かです。

しかし、そのためにお客さんに不便な思いを掛けてしまえば、客数が落ち込み、総合的な売り上げもまた下がってしまうでしょう。自分が利用するコンビニの品揃えが悪かったら、行くお店を変える、という発想がもしかしたらないのかもしれませんが、過剰な在庫の押さえ込みは、長期的な客足の低下を読んでしまい、売り上げが下がり、最終的に利益が減る、という構図になります。

こういうのって、経営としては当たり前のことだと思うのですが、そういう考え方が出来ていないお店が「たまに」あります。

そういう新店がオープンするということは、本部側はそういう経営の基本中の基本的なものはノータッチということなんではないかと、勘ぐりたくなります。まあ、それぞれの店舗は独立主体なわけですから、本部が口を出すべきことではないのかもしれませんが、結局「あの店行きたくない」と思われるようなお店が増えれば、チェーン全体のブランドに影響が出てくるような気がするんですが。

あと、在庫を抑えるのと同様に、ひたすらに人件費と管理コストを抑えようとしているオーナーも、ちょっとヤバイです。売り上げを作るのは、商品とそれを売る人です。だいたい24時間365日営業の形態は、家族で頑張るだけではいづれ限界がくることが見えています。そういう時に、きちんと仕事を任せられる人を育成できていないと、困るのは自分、という状況になります。これも長期的な視点が欠けていることの一例です。

とまあ、こういうところで書いても仕方ないんですが、競合店が出来たら一発でアウトだな、というお店はだいたいすぐにわかります。

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Rashita * コンビニ・コンサルタント * 11:28 * comments(0) * trackbacks(2)
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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ローソンで、東日本大震災復興支援グリーンジャンボが購入可能に

ちょっと忙しいので、小ネタで。

1等前後賞あわせて「5億円」、ローソンが「東日本大震災復興支援グリーンジャンボ宝くじ」販売(Jcastモノウォッチ)


ローソンは、「東日本大震災復興支援グリーンジャンボ宝くじ」を、2012年2月14日〜3月14日に全国のローソン店舗で発売する(ローソンでの当せん金の受け取りは不可)。価格は、1枚300円。


コンビニでグリーンジャンボが買えるのってたぶん初めてではないかと思います。今回は復興支援ということで特別バージョンということでしょう。当然ながら、当選してもローソンで当選金の受け取りは不可です。そんなに現金を保管しておけるわけもありません。

しかし5億円とはすごいですね。昨年のグリーンジャンボ宝くじは1等が1億5千万円でしたから、大幅なアップです。これも復興支援バージョンの限定的な処置らしいです。興味ある方はどうぞ。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 21:25 * comments(0) * trackbacks(7)
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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カップヌードル「KING」を食べてみた

以前紹介した40周年記念で発売されるカップヌードルの「KING」。実際に食べてみました。



かなりでかいです。

売り場でもかなりの存在感を示していました。

サイズ比較のための写真。



でかいですね。遠近感がおかしくなりそうです。

といっても、味は基本的に普通のカップヌードルです。シャーシューの肉味が普通よりもプラスαされている感じでしたが、食べている感じはただの大きいカップヌードル。

というわけで、短期で売り込みかけて、さっさと撤収という形の展開になるでしょうか。まあ、「おなかいっぱいカップヌードルが食べたい」という人にはぴったりな商品であることは間違いありません。
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Rashita * 新商品 * 13:20 * comments(0) * trackbacks(0)
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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消費者物価指数は3年連続のマイナス

こういう数字があったからといって何かが変わるわけではありませんが、一応傾向として。

消費者物価指数0・3%下落、3年連続マイナス(読売新聞)


 総務省が27日発表した2011年の全国消費者物価指数(年間平均、2010年=100)は、値動きの大きい生鮮食品を除く総合で99・8と、前年比で0・3%下落し、3年連続のマイナスとなった。



デフレ傾向。まあ当然ですね。


 価格競争の激しいテレビが前年比で30・9%、ビデオレコーダーが40・0%、冷蔵庫が25・9%値下がりするなど、耐久消費財の価格下落が大きい。高校授業料の実質無償化により公立高校授業料が94・1%下落したことも響いた。東日本大震災後は国内旅行の不振で宿泊料も下落した。


これらが原因なようです。こうした高価格な耐久消費財はあんまりコンビニには関係ありません。

ただ、コンビニの客単価も厳しい状況なのは確かです。表面的には上がっていますが、それは単にたばこの影響。

客単価減は、そもそも取り扱っている商品の平均的な価格が下がっているのと、買い上げ点数が下がっているのが理由ですが、お店側でなんとか対応できるのは買い上げ点数のほうです。

物価が下がっている、デフレだという状況認識はそれでいいんですが、そこから「じゃあ、どうやったら売り上げを作っていけるか」を具体的に考えていくことが経営者には必要です。少なくとも、売り上げが上がらない理由をデフレのせいにして、行動を取らないのは、ちょっと・・・です。

どうしたら一品でも多く買ってもらえるか。そういうことに頭を振り絞るのが経営者あるいは店長のお仕事の一つでもあります。

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Rashita * 小売・流通 * 12:22 * comments(0) * trackbacks(1)
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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ファミマ、"おとなのおやつ"

最近のコンビニのPB系お菓子は、105円など低価格で標準品質なものが増えてきていますが、ファミマさんはニッチな感じにとがらす方向の商品を打ち出しています。

ファミリーマートから“おとなおやつ”が続々発売(ウォーカープラス)


ファミリーマートから、50〜65歳のアグレッシブな“おとな世代”をターゲットにしたプレミアムラインの菓子シリーズ“おとなのおやつ”から新商品8種が発売される。


かなり高い年齢層を狙っていますね。「おとな」というのが最近のファミマさんの路線です。ラインナップ的には、


気になるラインナップだが、「生チョコクッキー」(198円)は、中の生チョコをしっかり感じられるよう全体をしっとりさせて一体感を出している。また洋酒を加えることで、味に深みを持たせ、後味良く仕上げている。また「ひとくち花梨糖」(198円)は、「かりんとうを品揃えしてほしい」という中高年層の要望に応えた商品だ。


と、めちゃくちゃ高価格という感じではありません。ちょっとお高い、ぐらいの印象です。

高級感のあるパッケージから、女性客にも人気が出るかもしれません。

まあ、「おとなのおやつ」というネーミングはどうなのか、という気がしないでもないですが、一つの路線としてはありな商品群だと思います。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 10:50 * comments(0) * trackbacks(1)
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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スタッフの配合

ちょっと面白い調査結果がありました。アルバイトの掛け持ちについて。

どんなバイトを掛け持ちしていますか――職種によって違い (1/2)


 複数のアルバイトやパートを経験している人(経験したを含む)は、どのような仕事を掛け持ちしているのだろうか。15歳以上の人に聞いたところ、13職種中10職種でメインとして就いている仕事の職種と同じ職種を選んでいる人が最も多いことが、求人情報サービス「an」の調査で分かった。


確かにコンビニのアルバイトも、他のコンビニのアルバイトを掛け持ちする、というパターンは結構あるようです。職種が一緒というだけではなく、基本的な仕事もチェーンを越えて共通しているので、仕事的にはやりやすいのでしょう。

注目したいのは、次のポイント。


 掛け持ちするアルバイトを探す際に重視するポイントを聞いたところ、学生は「給与金額」(68.7%)、フリーターと主婦は「勤務時間」(63.5%、59.0%)がそれぞれ最も多かった。

 この結果を受け、anは「学生は趣味や交際費を稼ぐために少しでも時給の高いアルバイトを求め、主婦は給与にはそこまでこだわらず、時間さえ合えば、仕事内容で選ぶ傾向がある。また、フリーターはメインのアルバイトの時間とうまくかみ合うかを優先しつつ、給与と仕事内容のバランスを考えて仕事を選んでいることがうかがえた」としている。


この結果は掛け持ちについてだけではなく、メインの仕事を探す場合でも当てはまる面があるかと思います。

学生は時給、主婦は時間帯、フリーターは入れる時間量、を気にする傾向が高いのではないでしょうか。

例外はたくさんありますが、一応


学生:回転率が高い(定着率が低い)、時間の融通は限定的、テストなどのイベントが発生する
主婦:定着率は高い、基本昼間で、他の時間帯への融通はききにくい、土日祝日、お盆お正月は無理な人が多い
フリーター:定着率はまちまち、時間の融通はきく、できるだけ多くシフトに入りたい人が多い、他のバイトとの兼ね合いを考慮する必要もたまにある

という傾向があると思います。あくまで傾向です。

スタッフへの希望としては、優秀な人材よりもまず長期的に働いてくれる人、というのがありますので、主婦やフリーターはありがたい存在です。特に24時間営業のコンビニにとって、「いつの時間帯でもOKですよ」というフリーターは、トランプのジョーカーのような存在で、シフトを組む際にたいへん助かります。

が、その代わりフリーターさんはできるだけシフトに入りたいという希望を持っている人が多いです。まあ、それで生活費稼いでいるのだから当然ですね。主婦さん方は週2〜3ぐらいでOKという人もいますが、フリーターさんだと週3〜5あたりを希望する人が多くなります。

そうやって、フリーター・主婦でシフトを固めると楽は楽なんですが、たとえばその一人が風邪を引いた、という場合に結構致命的な状態が出てきます。フレキシブルさが失われるわけです。そういう時に、ちょっこと入ってくれる学生アルバイトさんが数人いると、週一回ずつ出勤増やしてもらって対応、というのが可能になります。

そう考えると、スタッフ層のバランスというのはなかなか難しいことがわかります。とりあえずシフトが埋められれば良い、という発想で適当に雇っていくと後で痛い目をみることもあるでしょう。

ある程度、バランスを考えて、緊急事態にも対応できるような構造にしておくのが賢明です。
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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東京地裁でのコンビニ見切り販売賠償訴訟

前から行われている裁判ですが、一応紹介しておきます。

セブンイレブン元加盟店が敗訴=見切り販売制限賠償訴訟−東京地裁(時事ドットコム)


 コンビニ最大手のセブン−イレブン・ジャパン(東京)に賞味期限が迫った弁当などの値引き販売を制限され、商品の廃棄で損害を受けたとして、福島県塙町の元加盟店主が同社に9000万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(三角比呂裁判長)は20日、元店主の請求を棄却した。


記事中にもありますが、去年9月の福岡地裁ではコンビニ本社側に賠償が命じられており、結論がまったく反対になっています。


 原告側は1985年の開店当初から、研修などで値引き販売をしないよう繰り返し指導を受け、組織的に妨害されたと主張したが、三角裁判長は「裏付ける証拠はなく、直ちに原告の店舗で妨害行為があったとは言えない」と認定した。


ふ〜ん、という感じ。いや、まあいろいろあるのかもしれませんが、これどうなんでしょうね。「妨害行為」という言葉が意味するところが難しいですよね。具体的な行動ではなくても、「なあ、おい、分かってるよな。値引き販売なんかしたら、どうなるか」みたいな圧力って「妨害行為」に当たるんでしょうか。判決はその辺で結論が分かれてきそうですね。

このあたりも、具体的な基準が定まらないといろいろな結論が出されそうな気がします。

まあ、実際判決がどう、ということよりも本部側が契約の上で優位な立場にありすぎる、という根本的な状況をいかに改善するか、という方がコンビニ業界全体にとっては重要な気がしないでもないです。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 10:54 * comments(3) * trackbacks(1)
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倉下忠憲 2014-09-28

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CVSベイエリア、ローソンの店舗運営へ

ほとんど予想通りの結果でしたが、一応紹介しておきます。

東京・千葉のコンビニ運営CVSベイエリア、ローソンとフランチャイズ契約提携(サーチナ)


【ローソン <2651> 】は2011年1月20日、東京・千葉を事業エリアにコンビニ直営店を展開する【シー・ヴイ・エス・ベイエリア <2687> 】と、フランチャイズ契約を提携することに合意したと発表した。この契約締結により、ベイエリア社が展開するコンビニの「ローソン」店舗への転換、同年3月1日以降の「ローソン」店舗運営に向け、具体的準備を進めていくと説明している


サークルKサンクスと契約問題でもめていたCVSベイエリアでしたが、新しいチェーンはローソンに決まったようです。大方の予想通りといったところです。



 ローソン側の発表によれば、ベイエリア社が展開するコンビニエンスストア約120店舗を2012年3月1日以降、5月末までをめどに「ローソン」店舗に順次転換。ローソンの持つSCM(サプライ・チェーン・マネジメント、商品物流の総合的な管理システム)とポイントカード「Ponta」を活用したCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント、顧客に関するデータ収集とその分析による適切な店舗運営のためのノウハウ・システム)、さまざまな立地・客層に対応するフォーマット及び商品開発力と、ベイエリア社がつちかってきた独自の店舗開発ならびに店舗運営力を融合し、両社が協力して利用客の利便性向上に努めていくとしている。


これで首都圏にローソンの店舗がまた増えることになります。大きいところがより大きくなっていくというのは、まあ珍しい流れではありませんので、特筆すべき内容はこの記事にはありません。

今後、その他のエリアフランチャイズ、あるいは小さいコンビニがローソンかファミリーマートのどちらに流れていくのか、というのは気になるところ。

それは、このCVSベイエリアがローソンに看板替えして、今まで以上の店舗作りができるのかどうかに、注目が集まるでしょう。そこでお客さんと加盟店側が両方に満足する結果が出るのならば、ローソンに「人望」が集まることになるかもしれません。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 11:12 * comments(0) * trackbacks(1)
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倉下忠憲 2014-09-28

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処方箋薬を配達してみては?

先日、妻の付き添いで病院に行ってきました。で、その後処方箋をもらい、近くにある薬局へ、というごく普通の流れ。

しかし、その薬局がとっても混んでました。対応する人の数が少ないのか、お客さんの数が多いのかは知りませんが、入った時点で7人待ちぐらい。時間にして30分ぐらいは待ったのではないかと思います。

周りを見渡すと、お子さん連れのお母さんが多い。もちろん、楽しそうな雰囲気は全然ありませんでした。

同じ待つといってもラーメン屋の行列なんかは、食事の一部みたいなものがありますが、処方箋の受け取りは早ければ早いにこしたことはありません。そもそも薬を受け取りに来ている時点で病人やけが人の可能性が高いわけですから、さっさと家に帰りたいでしょう。

そういう意味から考えると、人員の増員など何かしらの手を打って、お客さんの待ち時間を減らす方が、社会的にも良い結果をもたらすのではないかと思います。

しかしながら、病院の近くにある薬局で、しかも近くにライバル店がいないと、どうしてもそういう部分には目がいかない可能性があります。つまり、経営者視点で見たときの投資する意義がわからない、ということです。

もともと、お客さんの回転率を上げたからといって、急激に売り上げが伸びるわけではないでしょう。そもそも近くの病院の繁盛ぐあいがその薬局の繁盛ぐあいの元になります。逆に言えば、回転率が悪くてもある程度売り上げの数字は出てしまいます。

で、単に売り上げの数字だけを見ている経営者は、「混雑しているから別の薬局に行こう」というお客さん予備軍の姿が見えません。その姿が見えていれば、人員の増員だとか、新しいシステムの導入で、待ち時間を減らそう、という発想が出てくるのではないか、という気がします。

と、考えたときに、「そうだ、配達すればいいじゃん」と思いつきました。ようは処方箋をメールとかファックスで送信すると、指定する時間に家まで配達してくれるサービス。

これがあればお客さんが待たなくてもすみますし、狭い空間に押し込められることもなくなります。

とか、考えていたら実際やっている薬局さんはあるようです。

清美堂薬局

らくじゅ薬局

まあ、これ以外にも実施されているところはあるでしょう。

しかし、配送に人件費と燃料費がかかることは当然念頭に置いておかなければいけません。

そこで、考えたのが他の配送サービスに乗っける、という形です。

セブンミールなどの自宅配送に、処方箋による薬もサービスとして乗せたら、案外安価で回せたりしないでしょうか。

なんとなくの創造ですが、処方箋による薬をよくもらう人と、セブンミールを利用する人の層って重なる部分があるんじゃないでしょうか。それにコンビニはドラッグストアとの連携も進んでいるので、薬剤師うんぬんの問題も解決できそうな気がします。

解決すべき問題はけっこうあるでしょうが、サービスの一つの可能性としは、ありなんじゃないでしょうか。

どこか、やらないかな。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 13:09 * comments(0) * trackbacks(1)
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倉下忠憲 2014-09-28

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ローソン、「泥まみれ仕様」のアンドロイド端末をファームへ

タブレット端末のビジネス活用が注目されていますが、ローソンは農場での用途を念頭に置いた端末を独自に開発したようです。

ローソンが農場で使う防水型のアンドロイド端末を3月から展開、1ファームに5〜6台ずつ導入


ローソンが出資する農業生産法人「ローソンファーム」は2012年3月から、農場で使うペン入力式のアンドロイド端末の本格展開を始める。


どのような用途かというと、


農薬を使って害虫や細菌などから野菜を守る「防除」の状況を畑で働く作業者に逐一入力してもらい、ローソンの東京本社で管理できるようにする。


と、のこと。防除に関する作業がどんな風に行われているのかを数値管理し、それを本部側が簡単に確認できる、という仕組みなのでしょう。

現場での端末操作というと、EOS端末による発注と似たような感覚ですね。発想自体はそれほど斬新という感じではありません。


「仕組み自体は市販のスマートフォンでも開発できただろう。だが泥まみれで使うことを想定し、独自に端末を開発してもらった」と明かす。


と、既存のスマートフォンではなく、あくまで「泥まみれ仕様」を開発した、という点が現場感覚の表れと言えるかもしれません。


 ただし、あくまでも防除のための管理端末であり、直接的なコミュニケーション端末ではないと説明する。「担当者は現地に赴く前に端末で数値を見ておくことになるが、農家とのコミュニケーションは現地での対話が大原則だ。そこを間違えてはいけない」と話す。


この点は非常に大切です。さまざまなデータをファーム側に入力してもらえば、本部側が一切現場に赴くことなく、「管理」することはできます。

しかし、そういうコミュニケーションのあり方では、伝わらない情報が確かにあります。そこは対面のコミュニケーションをしっかり行う、という認識は重要です。その対面のコミュニケーションを円滑に行うための、クラウドでの情報管理、という前提がしっかりしていれば、うまくいくと思います。

そういう前提が欠落して、最新に技術にだけ飛びつくと、後々痛い目を見るかもしれません。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 14:43 * comments(0) * trackbacks(0)
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倉下忠憲 2014-09-28

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