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本を作りました
B00O0H7SGSコンビニ店長のオシゴト: 〜個性的なお店の作り方〜
倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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コンビニ大手三社の、震災後の対応施策

昨日ファミマさんの優遇制度を紹介しましたが、今回の震災周りでコンビニ各社も動きがいろいろあるようです。

選ばれるコンビニはどこか(日経ビジネスオンライン)


地域の「インフラ」を自任し、生活必需品の供給に努めたコンビニチェーン。大手各社は被災した加盟店オーナーへの支援も競う。その巧拙が飽和市場で加盟店獲得競争を制するカギになる。


ファミマさんは新規開店の優遇制度以外にも、現状の加盟店オーナーへの現金給付(見舞金)などを積極的に行っているようです。そのあたりは記事を参照してくだだい。

多分、現役コンビニオーナーならまず気になるのは津波などの被害に遭った商品在庫の補填についてでしょう。

原則で考えれば、それぞれの商品は「オーナー」が所有しているものであり、コンビニ本部はそれに対して責任は何一つ追う必要はありません。

後は、本部側の価値観の問題です。

ファミマさんでは、


 さらに商品在庫が津波に流されるなどしてキャッシュフローがマイナスになったオーナーには、その在庫商品の損失分も本部が負担する。店舗には通常1店当たり平均600万円前後の商品在庫がある。補填の総額は3億円前後になりそうだ。


という方針。

ローソンさんでも、


同社が頭を悩ませたのは、損害を受けた在庫の負担分を本部と加盟店のどちらが持つかという問題。ローソンは5月まで悩んだ結果、本部が負担すると決めた。詳細な損害額は今後算定していきたいという。


方針としては本部が負担する方向で行くようです。これは本部は加盟店のバックアップ的存在です、という価値観を表明するものでしょう。

加盟店のオーナーは独立経営主体だから勝手にやってください、というのはなく、コンビニというフランチャイズを本部が提供していて、それをバックアップするのが本部の役割という考え方として受け取れます。

対してセブンは、あくまで「本部は本部」「加盟店は加盟店」という方向のようです。


 同社の場合、損害を受けた在庫に関しては基本的にオーナーの負担になる。資金繰りに窮する場合はグループの金融子会社が特別に提供する低利子融資を活用してもらうという。


先ほども書きましたが、商品在庫はオーナーの所有物なので、こうした判断は非常にまっとうです。

が、いささか厳しすぎるような印象を受けます。損失した在庫の資金繰りに窮する場合は借金してください、ということはそれが例え低利子であっても、グループの利益につながる施策ということです。本部と加盟店の共存共栄を謳うならば、この緊急事態にせめて無利子で貸し付けるという施策は打てなかったのでしょうか。その辺が少し気になる所です。

あと、「セブンさんは営業の再開に力を入れているようですが、それもうがった見方をすれば一日でも早く再開すれば、その分ロイヤリティが入ってくるから、という風にも捉えられます。

私自身が良い悪いの判断はできませんが、このあたりのサポート態勢を加味すれば、ファミマさんやローソンさんと契約を結びたい気持ちにはなります。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 14:21 * comments(0) * trackbacks(3)
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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ファミマが宮城、岩手、福島で出店を加速。優遇制度も。

復興においては、住居の確保と共に仕事の確保というのも重要な課題になります。

その一巻としてファミマさんが出店計画を加速させるとのこと。

ファミマ、被災3県で5倍出店 失職者対象にオーナー募集(産経新聞)


 ファミリーマートは30日、東日本大震災で特に被害の大きかった宮城、岩手、福島の3県への今年度の出店を、当初計画の5倍となる85店舗に増やすことを明らかにした。被災地に生活インフラとして出店を増やすことで、需要を取り込むとともに、復興を支援する。


単純に出店計画を増やすだけではなく、サポートもあるようです。


 フランチャイズ契約での出店で、被災して失職した人を対象にオーナーを募集する。契約時に必要となる加盟金と開店準備手数料計150万円を免除するほか、元入金150万についても通常の一括払いではなく月々の分割での支払いを許可するなど優遇制度を適用する。同社は「阪神大震災の際も生活インフラとしてコンビニの需要が高まった」と話す。


契約時には「加盟金」「開業準備手数料」と「元入金」が必要になります。

今回の優遇制度はこの「加盟金」と「開業準備手数料」を合わせた約150万円が免除になるという制度。「元入金」についても分割でOKになるようです。

ちなみに「元入金」とは、両替(釣り銭含む)の現金とか、商品代金の一部に使われるものです。

この辺の負担がかなり軽くなるので、コンビニを始めるのは簡単になるでしょう。
※個人的には簡単にコンビニを始めるものではないと思いますが。

もちろん、コンビニを開業するときにはこれ以外にも細かいお金がかかります。その辺は準備する必要があるでしょう。

お店が一つ出来れば、アルバイトであっても雇用が生まれ、商品の流通が生まれます。そういう意味で、復興の速度を速める意味はあると思いますが、くれぐれも簡単な気持ちでコンビニを始めない方が良いというのが、ささやかながらのアドバイスです。

10年というのは、結構長いですので。

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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 14:29 * comments(0) * trackbacks(2)
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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セブンの、小型「出張コンビニ」

買い物弱者という表現はいささかどうかなとも思いますが、セブンの試み自体は面白いものです。

買い物弱者に出張コンビニ セブン、茨城でスタート(西日本新聞)


 セブン―イレブン・ジャパンは18日、商店が減少し、住民が日常の買い物に不自由している問題に悩む茨城県城里町で、おにぎりやパン、アイスクリームなどを移動販売する「セブンあんしんお届け便」を全国に先駆けて開始した。


もともとセブンさんでは「御用聞き」といって、個店側が注文を取りに行ったりする形や、セブンミールのような配達のサービスなど、「こちらから出向く」型のサービスには積極的だった印象があります。この「出張コンビニ」もその流れに位置づけられるでしょう。

対象が過疎化・高齢化が進んでいる地域ということなので、「市場規模」と採算が合うのかどうかはわかりませんが、固定客として買い物してもらえるならば、赤字にはならないのかもしれません。

セブンは被災地に向けて配送の大型トラックを流用した「移動コンビニ」を作っておられましたが、これはそれほど大がかりなものではなく、


 「お届け便」は軽トラックを改装。約150商品を扱う。「歩いて10分程度で通える距離」を目安に、平日に旧村内の4〜5カ所を巡回する。


といったもの。これぐらいならば、それほど大きなコストにもならないのでしょう。

コンビニというのは、便利さを主軸にした業態なので、それぞれの人の「便利さ」に合わせて、小売りの形を変えていくというアプローチはやはり必要なのでしょう。

セブンは多フォーマット化を進めてはいませんが、こういうサービスの多様化については積極的な印象があります。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 12:48 * comments(0) * trackbacks(0)
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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「コンビニのレジから見た日本人」を読んだよ

かなり古い本ですが。

コンビニのレジから見た日本人
コンビニのレジから見た日本人竹内 稔

商業界 2008-06-24
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月刊コンビニを毎号お読みの方ならば、おなじみの(あるいは懐かしの)コンビニ王の本です。

コンビニのお客さんからみる日本人論というのは少々大げさですが、方向性としてはそんな感じ。

まあ、嫌な客に対する単なる愚痴と捉えることもできますが、ここまで赤裸々に「コンビニ」から見た「お客」の姿を描いた本はそうないでしょう。

でもって、まあ「だいたいあってます」。

最近はどういう傾向があるのかはわかりませんが、コンビニの店員を「人類」とは一段下な存在として認識しているとしか考えられ無い対応をするお客さんは確かにいました。

この辺は立地とか客数とかにも影響されるのでしょう。

そういうのに遭遇すると、「普通に買い物」して帰られるお客さんがありがたく感じることは確かです。さらに帰り際に「ありがとう」って言ってくれるならば、もう天使みたいなものです。

ジョーダンを書いているように思われるかもしれませんが、半分ぐらい本気です。

そういうお客さんに出会えると、接客業やってて良かったな、と本当に思えます。

万人にお勧めする本ではありませんが、コンビニ関係者(店舗関係者)ならば面白く読めるでしょう。
Rashita * 書評 * 14:05 * comments(3) * trackbacks(0)
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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新たな評論家

世の中にはさまざまな職業がありますが、かなりニッチな評論家もおられるようです。

コンビニアイスの評論家(エキサイトニュース)


そこで、ご本人に直接伺ってみた。どうして、コンビニアイスの評論家になったのか?
「子供の頃からアイスが大好きで、アイスをずっと食べていたんです。その後、『コンビニアイスマニア』というサイトを立ち上げ、食べたアイスの情報を発信するようになりました」(アイス評論家・アイスマン福留氏)


コンビニアイス限定の評論家。「一日1アイス」がモットーらしいです。

記事中にはチョコモナカジャンボの考察が紹介されていますが、確かにしっかりとレビューされています。「アイスマン」の名前は伊達ではありませんね。

ちなみにウェブサイトは

http://www.conveniice.com/

のようです。私がアクセスしたときはつながらなかったんですが、アクセスが集中していたんでしょうか。なかなか気になる所です。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 15:37 * comments(0) * trackbacks(1)
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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30歳以下も年齢確認?

タバコの年齢確認はたしかにいろいろとやっかいです。

「30歳以上?未満?」 セブンイレブンで年齢確認 なぜ群馬だけ?(産経新聞)


 群馬県内のコンビニエンスストア「セブンイレブン」各店で、酒やたばこを購入しようとする客に30歳未満かどうかシート上で指さしさせる独自の年齢確認法が波紋を広げている。各店は本社の「セブン−イレブン・ジャパン」の提案で実施しているが、酒とたばこの販売を拒否できる対象は法律で「20歳未満」の客に限られているため、確認作業に腹を立てた客が暴れるトラブルが発生。


最近こういう「指さしシート」をコンビニで見かけるようになりました。確かにこれを使えば多少が楽になる面は出てくると思います。

ただし、この対象年齢が「20歳以上orNot」なのか「25歳以上orNot」なのか、この記事のように「30歳以上orNot」なのかは違っているようです。

年齢確認で問題なのは「微妙な人」です。例えば50代の男性に年齢確認をすることはないでしょう。別に年齢確認してもよいですが、必要性は低いでしょうし、いちいち確認するな、と怒られてしまう可能性もあります。

コンビニが気をつけたいのは、20歳前後の人です。

18歳と20歳と22歳は、ぱっと見ただけでは「この人はこの年だ」とはっきり分かる要素はありません。なので、このあたりの人には「一応」年齢確認しておく必要があるわけです。

しかし、20歳〜25歳ぐらいまでの人にとっては、その確認作業は煩わしいものでしかありません。「20歳以下」としてしまうと、確認作業をされるべきなのは20歳以下の人間であって、25歳近い私たちではない、という認識が生まれてしまいます。

なので、確認を「25歳以下」に設定しておくのは合理的です。始めからそういうルールにしておけば、理解関係で齟齬を生む確率は減ります。要するに「20歳以下に見えるかもしれない人は、一応チェックさせていただきます」ということですね。

これを拡大していくと30歳ということになるんでしょうが、若干幅を広げすぎている感はありますね。

なんというか、お客さんに与える手間を最小限にしながら、お店が20歳以下に酒・タバコを絶対に販売しない、という二つの要請をまとめあげるルールというのはなかなか難しいところです。

前者はサービス業的に必要ですが、後者は小売業として厳守しなければいけません。

逆に何歳だろうが購入時には身分証明書が必要というルールを作ってしまえば、トラブル自体は減ると思うんですが、それもなかなか難しいのでしょう。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 13:54 * comments(0) * trackbacks(2)
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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接客の最後の部分に気をつける

行動経済学に「ピークエンドの法則」というものがあります。

ウィキペディアから意味を引くと、


あらゆる経験の快苦の記憶は、ほぼ完全にピーク時と終了時の快苦の度合いで決まるという法則


と書かれています。

これだけではちょっとわかりにくいかもしれません。

簡単に言うと、人間の記憶にとって「最高」と「最後」の二つの瞬間がその体験の印象を作るということです。

このピークエンドの法則は接客業において非常に役立つ法則です。

例えば、「お買い得感」を出したければ、全ての商品を値下げするのではなく、ある商品をものすごく値下げしておけば、それだけで買い物全体の「お買い得感」が出てきます。あるいは、最後の商品__例えばレジ前に置いてある商品__に安い物を置いておけば、その他の買い物が普通でも「お買い得感」が出てくる、というようなことです。

このあたりは、売り場のつくり方とか、商品の値段構成、値下げのやり方などに使えるでしょう。

また、「満足感」「安心感」で言えば、接客の最後の部分がとても重要だということになります。

全体的にごく普通レベルの接客をしていても、お客さんがレジを終えて店から出て行く瞬間に悪い印象を与えてしまえば、「ごく普通レベルの接客」の印象など消え去ってしまいます。

逆に、そこそこのレベルでも最後の印象さえよければ、店全体の印象が良いものになるということです。

というわけで、「ありがとうございました」はできるだけ元気に愛想良くいった方がよい、というわけです。

他にもいろいろ応用できるので、この「ピークエンドの法則」は知っておいた方がよいでしょう。

▼参考文献:

ダニエル・カーネマン心理と経済を語る
ダニエル・カーネマン心理と経済を語るダニエル カーネマン Daniel Kahneman

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Rashita * コンビニ・コンサルタント * 14:57 * comments(0) * trackbacks(0)
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倉下忠憲 2014-09-28

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弱気な強盗

日常的にコンビニニュースをチェックしています。でもって日常的にコンビニ強盗が起きているので、けっこういろいろな事件を目にするんですが、時々ちょっと笑えてくる「コンビニ強盗」の記事を見かけることがあります。


「働けよ」で強盗退散、豊橋のコンビニ(日刊スポーツ)


23日午前3時ごろ、愛知県豊橋市東脇3丁目のコンビニ「デイリーヤマザキ豊橋東脇店」に男が押し入り、1人でカウンターにいた店長の山口博司さん(59)にカッターナイフを突きつけ「金を出せ」と脅した。山口さんが「金はない、働けよ」と諭したところ、男は「通報するな」と言い捨て、何も奪わずにそのまま逃げたという。


まあ、「働けよ」で強盗を退散させたというよりは、「金はない」という拒絶の意思表示と強気の態度が相手を弱気にさせたといったところでしょうが、強盗(未遂)犯人の「通報するな」という捨て台詞が微笑を誘います。

コンビニ強盗もピンキリありますが、こういう「小心者」の人でも強盗に入れてしまうコンビニの安全性に疑問を持たざるを得ない今日この頃です。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 11:32 * comments(2) * trackbacks(2)
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倉下忠憲 2014-09-28

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2011年4月、コンビニ全店売り上げ

4月のコンビニ全店の売り上げです。

4月のコンビニ売上高1.6%増 “震災需要”落ち着き、伸び小幅に(産経新聞)


日本フランチャイズチェーン協会が20日に発表した4月のコンビニエンスストア主要10社の売上高は、既存店ベースで前年同期比1.6%増の6044億円と6カ月連続のプラスとなった。ただ、東日本大震災による乾電池や紙製品などの需要も収まり、小幅な伸びにとどまった。全店ベースの売上高は6564億円だった。

 既存店の来店客数は同0.2%増の10億5554万人と2カ月ぶりのプラスに転じたほか、平均客単価も同1.4%増の572円で5カ月連続のプラスとなり、売り上げを下支えした。


数字自体はプラス。これで半年間連続でプラスとのこと。

もう「買いだめ系」の需要は落ち込んでいるとは思いますが、客単価自体はアップしているとのこと。

チケット・サービス系の売り上げが激減しているにも関わらず、客単価が上がっているというのは、その分他の商品の売り上げが上がっているということでしょう。

これは、主要チェーンの売り上げデータでも同じような状況になっていました。

5月現在でも、タバコの品薄感はありますが、その他の商品についてはほとんど通常モードになりつつあります。

イベント関連が今後どのような動きを見せていくかはわかりませんが、全体として、しばらくはこのぐらいの数字で推移していくのではないかと思います。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 10:53 * comments(0) * trackbacks(2)
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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サークルKサンクスもミニタイプの店舗フォーマット

サークルKサンクスのプレリリースで新型ミニ店舗の情報が出ていました。

プレスリリース一覧

PDFファイルへのリンク


5月23日 「サークルKミニ名古屋久屋大通店」がオープン


 株式会社サークルKサンクス(本部:東京都中央区、代表取締役社長:中村 元彦)は、2011年5月23日(月)、名古屋市営地下鉄桜通線久屋大通駅ホームに、「ミニ店舗」フォーマットでの出店第1号となる「サークルKミニ名古屋久屋大通店」をオープンいたします。


駅構内やオフィスビル内に向けたフォーマットで、標準店舗の3分の1のコストで出店できるというのが特徴のようです。

営業時間も朝の7時から夜の9時・10時といったごくごく普通の時間になっています。特殊立地ならでは、といったところでしょうか。

ちなみにフォーマット自体はそれぞれ「サークルKミニ」とか「サンクスミニ」みたいな感じで、後ろにミニが付く名前になるようです。せっかく何で統一ブランド作れば良いのにな、とは思いますがそこには大人の事情が盛りだくさんなんでしょう、きっと。

投資コストが低い分、スクラップ&ビルドが進めやすいのが特徴でしょう。

閉じた環境なので商売自体はやりやすいでしょうし、環境そのものが大きく変われば、さっさと撤退という戦略がとりやすいと思います。

その分店舗面積は狭いので、「店作り」の面白さという部分は減少してしまうでしょう。どちらかというとシステマティックに売り上げを作っていく印象が、このミニタイプの店舗にはあります。

店舗数的にコンビニ全体の売り上げに与える影響はまだ小さいでしょうし、そもそも既存のコンビニと同じ平面上に並べて議論するのも難しい対象ですが、今後はこういうタイプの店舗も促進されていくことでしょう。
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Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 14:53 * comments(0) * trackbacks(2)
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倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

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