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セブンの廃棄削減への取り組み

セブン−イレブン:コンビニ食品廃棄見直し 9割延命も(毎日)

便利さの一方で大量の食品を廃棄してきたコンビニエンスストア業界に、食品廃棄の無駄を見直す動きが本格化してきた。国内最大手のセブン−イレブン・ジャパン(東京)は25日から、弁当など調理済み商品の鮮度管理を、従来の1日3回から9回に細分化する方式を導入し、これまで最大で、消費期限の7時間前に廃棄していたのを改め、消費期限の2時間前に統一する。業界2位のローソンも、24時間営業の見直しなどで、廃棄量の削減を検討中。消費者からの「もったいない」という声でコンビニ業界が変わりつつある。


セブン−イレブン:解説 「2時間前」に統一(毎日)

コンビニでは一般的に商品に表示されている「賞味」「消費」期限の2〜7時間程度前を「販売」期限とし、その販売期限が来た商品は棚から撤収している。セブン−イレブンの方針は、この販売期限を2時間前に統一するというものだ。

 どの程度、廃棄量が減るか、同社はその予測を明らかにしていないが、同様に「2〜7時間」前に撤収している大手コンビニのチェーン店主は「1割程度の減少になるのでは」と語る。コンビニ各社がセブン−イレブンの決定に足並みをそろえれば、相当なごみの減量となる可能性はある。



さすがは、セブンというところだろうか。
特定のコンビニに力入れをするつもりはないが、こういう方向性を打ち出すこと事態やはり大手という感じがする。
大手チェーンでも、環境、環境といいながら、ごみ拾いぐらいしか(やらないよりはマシだが)できていないチェーンもあることを考えると、この一歩はかなり大きいものになるのではないかなと感じる。

そもそも、第一義的に、コンビニと環境問題というのは真っ向から対立するような存在である。全国4万店ほどのコンビニが、多かれ少なかれ一日中電気をつけ、空調をきかし、有線を流し続けている。

はっきりと試算できるわけではないが、その電力消費量はすさまじいものがある。
また、それと同様に食品の廃棄というものがある。

一日一万程度の廃棄といえば、買い物カゴ2個以上の分量である。
それが、ほぼ毎日廃棄され、ゴミ箱に送られる。

初めてコンビニで働き出したころは、あまりの量に、「もったいないな〜」と痛切に感じたものだが、慣れてくると感覚が麻痺してきて、あぁ今日はこんなものか、と自然に納得してしまう。
銀行員が大量の札束に動じなくなるのに似ている。

ともあれ、実際の販売期間と店頭に並べておける時間というのはどうしても同じにはできない。
お客さんがカゴに入れて、店内を回っているうちに消費期限が切れたというのでは冗談にもならないし、今すぐ食べるとも限らないからだ。
衛生管理上というよりは、トラブルを避けるためという意味合いのほうが強いかもしれない。

セブンでも、2〜7時間のズレがあるということだが、他チェーンでも結構バラバラであろうし、また各店舗によっても統一されているわけではないだろう。

我が店舗でもほぼ2時間前というのが「原則」になっているが、それをきちんと守っているかは、この際触れないでおこう。

コンビニも商売のひとつの体系である。
当然来店するお客さんがいて、店に売るものがあって成立する。
24時間3便体制であるから、当然ロスというものがある。
コンビニで言うロスとは、廃棄ロスとチャンスロスの二つがあり、一般的なオーナーは廃棄ロスを、本部チェーン側はチャンスロスを嫌う傾向がある。

これら二つのロスを最小限にし、売り上げを最大限にするというのが、最適な発注というものだが、毎日そんな完璧な発注をこなせる人間はいない。

「買いたいお客がいるのに商品がない」という状況と「売りたい商品があるのに客がいない」という状況のうち、よりどちらを嫌うかによって大体の発注量が決まってくる。

たとえば、ものすごく話を単純化すると、昨日3個売れたおにぎりがあったときに、今日3個発注するか4個発注するか、という違いが生まれてくるわけである。
で、こういうときに本部側は4個発注しましょうよ、というスタンスが一般的なのだ。

だから、全国規模で、コンビニから恐ろしいまでの廃棄が生まれてくる。

また、お客のほうも、コンビニに行けば買う商品があって当たり前という意識がある。だってそれがコンビニじゃないか、と。

そういう意識をお客が持っていれば、当然コンビに側も商品の持ち量を上げて、廃棄ロスを覚悟しながら日々の発注を行なわなければいけない。
いわば、それがコンビニに定められた宿命ともいえる。

もし、本格的に廃棄を減らすという動きにもっていきたければ、一日6便体制か、あるいは24時間営業をやめるか、しかないと思う。
とくに24時間営業をやめることは、電力消費抑制にもつながり、環境問題と有機的にリンクしていくような気がする。

しかしながら、本部とお客のニーズがあるかぎり、24時間体制は続いていくだろう。

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コンビニから「もったいない」の風

6月25日(土)の毎日新聞(大阪)朝刊の一面にコンビニから「もったいない」の風という記事が載っていました。
From 『大宝寺記』 @ 2005/06/25 12:56 PM
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