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ファミマの時短実験、利益が上がるお店も

セブンの主張覆すファミマ実験の「爆弾」、深夜閉店でもオーナーは増益 | Close-Up Enterprise | ダイヤモンド・オンライン


コンビニを深夜閉店すると、店舗の売り上げは減少傾向になるが、加盟店オーナーの利益は前年を上回ったケースもあった――。


記事タイトルに「爆弾」とありますが、たしかにこれは爆弾です。とあるチェーンがさんざん主張してきたこととまったく食い違うわけですからね。


まず、店舗の売り上げは総じて減少傾向だった。とりわけ、住宅地の店は、閉店時間を午後11時〜翌午前7時と他の実験店より長くしたこともあり、売り上げが大幅に減った。さらに本部から深夜営業の奨励金も支払われなくなった。

 ところが、深夜の従業員が不要になったことで、加盟店が負担していた人件費が減った。オーナーの利益は、6月は前年を下回ったが、7月は増益となったのだ。


当たり前ですが、営業時間が短くなるのですから売上げ自体は減少します。それは避けようがありません。しかも、本部から支払われていた深夜営業の奨励金もなくなるようです。にも関わらず、オーナーの利益は7月は増益になったとのこと。売上げ減・奨励金なしの状況であれば、利益もマイナスになって仕方がないような気がするのですが、実際はプラスに転じたと。それくらいに、深夜の時間帯の売上げの小ささと、それを維持するための人件費の大きさが釣り合っていない、ということなのでしょう。

で、このデータ自体もかなりのインパクトがありますが、本部が堂々とこれを発表しているということは、暗黙に時短抑制するメッセージを発していない、ということでもあります。やりたければ、やってくれ、ということですね。これは、とあるチェーンさんとはまったく違っています。ほとんど宣戦布告とも言える態度です。昔のコンビニは、「皆一緒」的にどの施策も共通していたのですが、少しずつそれが分化していき、今ではかなり異なる路線になってきました。特に、ローソン・ファミリマートと、セブンは、かなり違っていると言ってよいでしょう。

しかしまあ考えてみると、午後11時〜翌午前7時を閉店にして、その間仮にスタッフを0人にすると仮定したら、それまで二人体制だったときと比べると、8時間×時給1000円×2人×30日で、一ヶ月48万円違ってくる計算になります。もちろん、これはかなり多めに見積もった金額ですが、多少の差異を考慮に入れたとしてもバカにはできないでしょう。

利益が上がる場合もあり、本部も暗黙にプレッシャーをかけているわけでもない。こうなると、時短を希望する店舗はどんどん増えていくのではないでしょうか。でもって、増えていけば流通の仕組みみたいなものもそこに合わせる形になっていくでしょう。コンビニの形はまだまだ変わっていきそうです。

JUGEMテーマ:ビジネス



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コメント

> ファミマオーナーさん

たしかにそうですね。これまでこの手の話には第三者が入ってくることは少なかったので、かなり珍しい印象です。

セブンの方は、ともかく今の体制を維持したい意図がいろいろ透けて見えますね。
Comment by Rashita @ 2019/08/30 11:05 AM
今回のファミマで評価できるのは、評価を第三者が行ったことです。

その点セブンは・・・ああ、やっぱりねという感じですね。慢性化したパワハラ気質からぬけ出せないんでしょう
Comment by ファミマオーナー @ 2019/08/29 10:14 PM
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