<< May 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< セブン、7月からセブンペイ | main | 7月からnanacoの還元率が0.5%に >>

セブンの新しい方針

他に紹介したい記事がいくつかあるのですが、とりあえずはこちらから。

セブン&アイ/井阪社長「セブン-イレブン改革で3つの方針」表明、新規出店抑制(2019.04.05)|流通ニュース



セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長は4月4日、傘下のセブン-イレブン・ジャパンの社長交代記者会見で、出店政策を見直し既存店投資を強化する事業構造改革や、24時間営業について個店ごとに柔軟に対応するといった、セブン-イレブンの改革の方向性を説明した。


三つ大きな方針が示されているのですが、重要そうな部分だけをピックアップすると、まず、新規出店の抑制があります。出店数という量ではなく、質への転換。そういうことは5万店が見えてくる前に行って欲しかったところですが、遅くても切り替わるのは良いことだと思います。

でもって、それに合わせて既存店支援の強化も行われるようです。具体的な話はまったくわかりませんし、リップサービスのようにも聞こえますが、本当の出店を抑制するならば、総売上げのアップは既存店支援でしか望めないでしょうから、必然的にこういう施策に落ち着くはずです。

で、さらに「ビジネスモデルの再点検」も掲げられています。この「再点検」という保留感のある言葉が実に章著的ですね。点検してみたけど、問題なければ24時間営業は継続する、という含みがありますからね。でもまあ、これまでまったく問題ないとされてきたものを再点検しよう、という流れが生まれているのは評価できます。

でもって、それに合わせて、「これまでの実績に拘泥することなく、立地・個店ごとの状況に応じて、柔軟かつきめ細やかな対応をしたい」とあります。立地によっては24時間営業でない選択も視野に入れる、ということです。

そうなのです。これまでは、立地や個店の状況がたとえどうであっても、24時間営業を原則維持してきた、ということなのです。そういうビジネスなのです。だからもし、24時間営業が継続されるなら、これからもセブンは、どんな店であっても、その状況など加味せず一律に処理されてしまう体制が継続される、ということになるのでしょう。セブンと契約する人は、そういうことをきちんと覚悟しておく必要があります。

とまあ、いろいろ保留を含みつつも、いい方向に若干舵取りされつつあるのかな、という印象も覚えるのですが、以下の部分が少し気になりました。


ところが、恥ずかしい話だが、この1年間を俯瞰すると、現場の情報がなかなか上がりにくくなっている事象が少なからずあった。




(古屋は)非常に力強いリーダーシップとコミュニケーションにおいては発信力の素晴らしい人物だ。



まあ、そりゃそうですよね。加盟店と対話する姿勢をしめさず、あまつさえ「不満の声など上がっていない」と豪語する人が社長でしたからね。これで現場の声が上がってきたとしたら驚きです。というか、もしかしたら本当に不満の声は「上がって」いなかったのかもしれません。社長のもとまでは。

というわけで、力強いリーダーシップってもろはの剣だなとしみじみ思います。うまくいっているときは良くても、ダメになりはじめたときに、そのサインを見逃してしまう可能性があるので。

JUGEMテーマ:ビジネス



関連するエントリー
Rashita * コンビニ業界ウォッチ * 11:04 * comments(0) * trackbacks(0)
本を作りました
B00O0H7SGSコンビニ店長のオシゴト: 〜個性的なお店の作り方〜
倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

by G-Tools

スポンサーサイト

スポンサードリンク * - * 11:04 * - * -
本を作りました
B00O0H7SGSコンビニ店長のオシゴト: 〜個性的なお店の作り方〜
倉下忠憲
倉下忠憲 2014-09-28

by G-Tools

コメント

コメントする









トラックバック

このページの先頭へ