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常に前年以上は無理があります

そういえば、鰻って売れてたのかなって気になっていたら、記事がありました。

うなぎで大赤字、疲弊するコンビニオーナー「本部社員に発注頼まれ…」 クリスマスも例年悲劇 - 弁護士ドットコム



今年は2回あった土用の丑の日(7月20日、8月1日)。ある大手コンビニチェーンのフランチャイズ(FC)店オーナーAさんはこう証言する。「本部社員に頼まれて、大量に仕入れたがほとんど売れなかった」

発注したのは2日分で合計40〜50食ほど。知人らに頭を下げていくつか予約してもらったものの、かなりが売れ残った。店頭に並べても、ほとんどが廃棄になり、数万円の赤字が出たそうだ。


まあ、そりゃそうですよね。さすがに特別な仕込みもせずに、うなぎ弁当が40~50個も捌けるとは思えません。もちろん、商売というのは常にリスクと隣り合わせですから、売れ残ることは仕方がない面はあります。

問題があるとすれば、以下でしょう。


ノルマは「前年以上」が基本だ。Aさんの店では、知人たちがうなぎ商品をたまたま多く予約してくれた年があり、そのときの発注数が基準になってしまったという。


「前年以上」という固定的な目標。結構最悪です。まず、昨今は鰻のトレンドは下がっています。単に高価だからというだけでなく、鰻を食べることに懐疑的な人が増えているのです。そういう風潮を空気として掴んでいたら、「前年以上を必ず死守」なんて発想は出てこないでしょう。はたしてこういう目標設定をコンサルティングと言えるのでしょうか。かなり怪しいと思います。

というか、「前年以上、前年以上」と毎年繰り返すだけなら、中学生でもできますね。本来は、実績に合わせて、実情に合わせて適切なレベルでの目標を提示して、加盟店に少しでも多くの利益をもたらせるようにするというのがコンサルティングの仕事でしょう。

でも、そういう風にはなっていません。だって、そうしないとその社員さんの「業績」が落ちるのですから、これはもう仕方がないことです。つまり、個々の社員さんのレベルの話ではなく、構造的な問題です。だから、簡単には解決しないのでしょう。

本部と加盟店で力関係がアンバランスな上、下請法とかにも引っかからない(ようになっている)でしょうから、一方的にリスクを押しつけられる場面は少なからずあるでしょう。

「いや、うちの本部はそんなことなっていません」と胸を張って主張してくれるチェーンがあるならば、それにこしたことはないのですが。

JUGEMテーマ:ビジネス



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